表参道美学

女性向けビジネスを行っている会社の経営者、カルチャースクール、サロン経営者に伺ったワンポイント経営戦略を公開し、さらにスクール、文化、芸術に関する情報をお伝えします。

引き出物

多様化する好みに対応
贈り物、温泉・カフェも選択肢

蔵王牛、マカロン、辛子めんたいこ・・・。結婚式の引き出物で主流となった「選べる贈り物」。

カタログギフト大手のリンベル(東京・中央)の調べでは、上位には珍しい洋菓子や地方の特産品が並ぶ。

「家にモノがあふれているためか、商品の顔ぶれが変わった」と。

最近はカフェ利用や温泉入浴といった参加・体験型のサービス券も扱う。

「自分だけ」を求める買い手に対し、お仕着せ感を抱かせずに提供することが、選択消費時代の企業の勝ち残りのキーワードに浮上してきた。

女性の就職者数

12年ぶり 離職上回る

厚生労働省が8月10日発表した雇用動向調査によると、女性で昨年1年間に就職(転職含む)した人は392万人、退職や転職で離職した人は388万人となり、1993年以来12年ぶりに就職者数が離職者数を上回った。

景気回復や働き方の多様化で、好条件を求める転職や働き始める主婦が増えたことなどが背景にある。

厚生労働省は、「女性の労働市場への参入が活発になっている」と分析している。

オリコンCSランキング

ネット広告に活用
病院・エステもランキング
閲覧数に応じ企業から徴収

オリコンは7月下旬から、音楽人気ランキングなどで有名な「オリコンランキング」のノウハウを活用して、ネット広告事業を始める。

約1万人に聞き取りした顧客満足度の高い企業のランキングを、業界ごとにインターネットサイトで公表する。ランキングから当該企業のサイトに接続できるようにし、閲覧ごとに企業から数百円の広告収入を得る。

オリコンが運営する情報サイト「オリコンスタイル」内で始める。
まず、病院、転職派遣、英会話学校、結婚紹介、エステの各業界について、顧客満足度(CS)が高い企業を「オリコンCSランキング」として24日から掲載する。

同ランキングは原則、各業界の利用者1万人を対象に「サービスの質」や「従業員の対応」「コストパフォーマンス」などについて聞き、点数の平均値を順位化する。

小池恒社長は「消費者の関心は高いが、サービスの違いを判断しにくい業界を選んだ」と話す。

同ランキングにネット広告を組み合わせて事業化する。ランキング内に当該企業のサービス概要やキャンペーン情報などを掲載。閲覧者が広告を入り口に当該企業のサイトを訪問すると、1回300~400円の広告料を受け取る仕組みにする。

「ランキングは広告を出さない企業であっても公平に算出する」とのこと。

女性向け投資信託

相次ぎ女性向け投信
ブランド企業などに投資

女性の個人投資家に照準を定めた投資信託が相次いで登場する。

クレディ・アグリコルアセットマネジメントなどが、高級ブランド企業に投資する投信を設定する。女性の登用に前向きな企業に投資するファンドの運用も始まる。

このところ女性投資家が増加する傾向にあり、資金の呼び込みにつなげるねらいがある。