エレガント経営学

最新の経営学に関するトピックを新聞、ビジネス誌ビジネス書から引用し、女性経営コンサルタントの視点でわかりやすく解説、コメントしております。

★経営分析「成長性分析2」



会社が成長するということは



会社が成長するということは、売上げ高が増えること、経常利益が増えることだと思います。



そこで、前回は、会社の成長性を見るための方法として、売上高の伸び率、経常利益の伸び率を見ていくというのを紹介してきました。





利益が増える=成長する



という式は、納得いきますよね。



 



一方で、「総資本」が増えるということが、成長すると勘違いしている人も多いかと思います。



総資本が増えるというのは、現金などの資本が増えることに加えて、設備や在庫などのお金をつぎ込んで資産が増えたことも含まれます。



設備や在庫が増えて、何だか会社全体が重たくなっている・・・というイメージですね。



そうなのです。総資本が増えるということは、会社が成長するというより、「太った」ということなのです。



もちろん、利益が増えて、それに合わせて総資本が増えるのは、健全です。



しかし・・・



無駄にどんどん太っていくことは、会社の財務体質を悪化させることになります。



次の理由により、総資本が増えた場合には、「太った」ことになりますので、注意が必要です。





・流動比率の悪化



・在庫、債権、固定資産などの回転率の悪化



・自己資本比率の低下



・総資本回転率の悪化



・金利負担などによる利益率の悪化





売上高の伸び率、経常利益の伸び率とともに、定期的に総資本の増加率もチェックしましょう。



ちなみに、



総資本増加率=(当年度の総資本−前年度の総資本)÷前年度の総資本



で、1年の増加率を見ることができます。 



 




いかかでしたでしょうか。

会社を太らせないように、総資本の増加の原因は必ず追求しましょう。