エレガント経営学

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医療モール

共同で医療モール
トヨタ・三菱商事

トヨタ自動車と三菱商事は共同で複数の医療機関を1ヶ所に集めた医療モールの運営に乗り出す。

2007年にも名古屋市で第一号の施設を開設する計画。両社は病院の運営支援など医療・健康関連事業を拡大している。利用者の利便性が高い医療モールが全国的に増加しており、蓄積した運営ノウハウを活用できると判断した。

両社の共同出資会社のグッドライフデザイン(愛知県豊田市)が大手医療機関と協力して施設を運営する。医療モールは受付や待合室などを共有できるため、医療機関の開業コストを抑えられるほか、利用者は一ヶ所で複数の科目を受診できる利点がある。

『2006年7月11日 日本経済新聞より抜粋』


【解説】

★医療モールとは・・
内科や整形外科、小児科、眼科など診療科目が異なる複数の診療所と調剤薬局が同居する施設。患者を集めやすく、より少ない資金で開設できることから、病院の勤務医が開業する際の有力な受け皿になっている。店舗が軒を連ねる「商業モール」になぞられて名づけられた。

東京都内では、1つのビルに、各フロアごとに異なる診療科目の医院が入居している、医院だけを集めた1つのテナントビルスタイルが多く見られます。(この場合は、医療モールとは異なりますが。)

郊外の主要駅前にこのような医療モールを建設するのなら、患者にとっても、開業医にとっても便利かもしれません。

さらに、最近では、医療系ビジネスでも業務の効率化が進められるようになり、医療事務、食事のアウトソーシングが進んでいるのだそうです。